バベル九朔 あらすじ
脚本家になることを夢見る青年、九朔満大(菊池風磨)。執筆に専念するため、一年間限定でビルの管理人をすることを条件に、高校時代からの親友・後藤健(髙地優吾)とともに雑居ビル「バベル九朔」にやってきた。引っ越し初日に出会ったのは、風変わりで、いかにも繁盛してなさそうなビルのテナントさんたち。4階に探偵事務所を持つ四条さん(池田鉄洋)曰く、このビルを建てたのは「大九朔」と呼ばれる満大の高祖父だという。話半分に聞いていると、突然扉が開き、B1Fでスナックを営む千加子ママ(佐津川愛美)が乱入。強引に満大たちをスナックへと連れて行く。そこには個性的なテナントさんが勢ぞろいで、2人の歓迎パーティーが始まった…そんなある日、千加子ママから大きなネズミの駆除を頼まれる。言われるがまま、地下の物置部屋の鍵を開けると、突然強い光に包まれ意識を失う。目を覚ますと目の前には、白い服の少女が現れ…。迷子だと思い込む満大に、少女は告げる。「ここは現実じゃない、バベル」。扉の向こうには、現実と似ているようで全く違う“バベル”の世界が広がっていたー
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
“バベル”という不思議な世界に巻き込まれたことが、夢か現実か分からぬまま、満大(菊池風磨)は、地下の物置部屋の前で目を覚ます。ここのところ四条さんの様子がなにかおかしいと気がかりだった満大。その翌日、パチンコに行く予定だという市川さん(アキラ100%)たちから「約束の時間になっても、四条さんが現れない」と聞かされる。違和感を感じた満大は、おぼろげな記憶の中で、白い服の少女(川上凛子)に「現実世界で夢を諦めてしまった人が“バベル”に取り込まれる」と教えられたことを思い出す。満大は「まさか、四条さんが…」と半信半疑で再び“バベル”の世界に行ってみることに。そこには、娘・紗耶香と幸せそうに暮らす四条さんの姿があった。しまいには「宝くじが当たったので、探偵事務所を畳もうと思う」と言い出す。満大が何度「ここは現実じゃない」と伝えてもまったく聞き入れない四条さん。満大は四条さんを現実世界に連れ戻すために “バベル”の世界と現実世界を往復し、“四条さんの過去に何があったのか”手がかりを探す。すると、思いもよらない事実を知ることに。果たして、満大は四条さんを無事に現実世界に連れ戻せるのか!?
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
無事に四条さん(池田鉄洋)も現実世界に帰ってきた。そんなある日、満大(菊池風磨)は郵便受けに封筒が届いているのを見つける。「日本映像シナリオコンクール事務局」からの審査結果だ。封筒を手に取った満大のもとに、興奮気味の健 (髙地優吾)が勢いよく駆け込んでくる。健は、ティッシュ配りのバイト中に、かつて満大と健の自主映画でヒロインを務めた涼子(鳴海唯)を見かけたのだと言う。「もし涼子に会えたら、告白するわ」初恋の相手との再会に浮き足立つ健は、探偵である四条さんに涼子の調査を依頼するが…。自分の脚本がまたもコンクールに落選したと知った満大は、健に向かって「もう脚本を書くのはやめる」と言い出す。一緒に夢を追いかけていたはずなのに、相談もせず勝手にやめると決めてしまった満大の態度がどうしても受け入れられない健は、管理人室を飛び出してしまい、ついには連絡が取れなくなってしまう。「まさか健も“バベル”に…」と物置部屋の鍵を開けた満大の目の前には、健と涼子、なんと満大自身も現れて!?その頃“バベル”では、この世界を維持するためのエネルギー(=人々の無駄な時間)がゼロに近づいていた。少女(川上凛子)は、「健を連れ戻すために現実世界に戻って調べる時間がない」と言うが「大丈夫、あいつのことは俺が一番知っている」ときっぱりと答える満大…果たして満大は、親友・健を救うことはできるのか?
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
後藤健(髙地優吾)が“バベル”の世界で「ここにいる」と口にしてしまった。親友を失ったショックから立ち直れない満大(菊池風磨)。テナントさん達から「後藤健」という人物の記憶が消えた現実がそこにはあった。満大は脚本の執筆も完全に諦め、管理人の仕事も辞め、健とともに過ごした「バベル九朔ビルヂング」からも出て行くことを決意する。四条さんの説得も聞かずに荷造りをしていると、突然、ビルの1階でレコード店「レコイチ」を営む市川さん(アキラ100%)が、ロリータ姿の姪・莉子(吉田美月喜)とともに現れる。「レコイチ」を畳むと言う市川さんは、「モチベーションの低下」「赤字続き」など最もらしい理由を並べるが、莉子に言わせれば「そんなの今に始まったことじゃない!」と喧嘩を始める。出て行こうとしていた満大も、この騒動に巻き込まれ、莉子から頼まれ仕方なく市川さん引き止める羽目に。しかし、市川さんは姿を消し…。満大は、親友を失った辛い失敗を二度と繰り返すまいと、市川さんを“バベル”から引き止めるために動き出す。そんな中、市川さんが25年前あるバンドを組んでいた事実を掴む…。市川さんは、なぜ大好きな音楽を諦めてしまったのか?“バベル”に取り込まれた理由には、ある過去が深く関わっていたー
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
満大(菊池風磨)は、健がいなくなった「バベル九朔」で現在(いま)と向き合いながら、再び脚本を書き始めていた。一方、「SNACKハンター」では、千加子ママ(佐津川愛美)と蜜村さん(村松利史)が「アジフライにはソースか?醤油か?」で揉めている。そんな2人の間に割って入り仲裁するのが、争いを憎み平和を愛する男・双見くん(前原滉)だ。ビルに出没し騒ぎを起こしまくる巨大ネズミのミッキーに悩まされているテナントさんたちにも、「ネズミも同じ地球船の乗組員だから、退治しないで!」とピースな発言。今日はそんな彼の誕生日ということで、ハンターにテナントさん全員集合でいつもどおりのどんちゃん騒ぎ!すると突然、双見くんの携帯が鳴り響き、険しい表情で席を立った。戻ってきた双見くんは、珍しく呑んだくれて…満大が“バベル”で目にしたのは、世界中で争いがなくなり、不治の病の特効薬も生まれるという平和すぎる“夢のような”世界だった。「夢が世界平和なんて人、説得できるかな」と不安げな満大だが、どうやら双見くんには“平和じゃない”欲望もあるようで…ラブ&ピースな男、双見くんが人知れず抱えている悩みとは?満大は、無事に彼を現実世界に連れ戻すことができるのか?
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
“バベル”の世界で17年ぶりの再会を果たした満大(菊池風磨)と父・勝(上地雄輔)。感動の再会もつかの間、そこにカラス女(青野楓)が現れ、勝や少女(川上凛子)に攻撃を仕掛けてきた。勝はカラス女やバベルについてもよく知っているようだ。念願の父との再会、そして疑問だらけの状況に混乱する満大だが、少女に突き落とされ、危機から逃れるように現実に戻ると、ビルでは空き巣騒ぎが起きていた。唯一荒らされてないのは、なぜか「SNACKハンター」だけ。警察にも疑われる千加子ママ(佐津川愛美)が気になり地下を覗くと、お店には借金の取り立てにやってきたチンピラと千加子ママが揉めていた。最愛の息子・聡が教えてくれた千加子ママの借金の理由とは…。しかも防犯カメラに映る空き巣騒動の犯人は意外な人物だった-一方、満大の不注意で腰を痛めてしまったビル3階「ギャラリー蜜」の蜜村さん(村松利史)も「最近やる気が続かなくて」と弱気だった。諦め気味の蜜村さんが、42年間「バベル九朔」で商売を続けてきた理由とは…。千加子ママと蜜村さん。2人は同時に夢を諦め、“バベル”に取り込まれてしまうのか?誰も予想だにしない3階の歴史が今、明かされる!
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
カラス女(青野楓)に連れられ「扉」を探すために「バベル九朔」の3階の歴史を振り返ることになった満大(菊池風磨)。どこまでも上っても3階が続く階段地獄にヘトヘト。しかし、一向に見つからない「扉」。「扉なんか、どこにもねえよ」と嘆く満大だが、それでも「扉は必ず3階にある」と、カラス女は階段を上り続ける。ついに2人は時代を遡り、3階で最も古いテナント「画廊 九朔」にたどり着く。そこにいたのは、このビルを建て“バベル”の世界をつくったとされる“大九朔”と呼ばれる人物だった…。「扉」とは、一体なんなのか?カラス女の目的とは!?そして彼女が下す衝撃の決断。一方、千加子ママ(佐津川愛美)も蜜村さん(村松利史)も、いまだ現実世界に戻ってきていない。探偵として調査をしていた四条さん(池田鉄洋)がある事実を掴む。どうやら、千加子ママはあらゆる金融機関からお金を借り、ついには闇金にまで手を出していると言う。現実世界では、贅沢な暮らしぶりにはまったく見えないのに、千加子ママは何にお金を使っているのか?すると、「ママがお金に困っているのは、僕のせいなんだ」と聡は言うが、その意味とは…。そして、手掛かりのない蜜村さんはどこへ行ったのか?
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
千加子ママ(佐津川愛美)が現実に戻ってきて一週間。満大(菊池風磨)は脚本を執筆しながら、このビルで唯一、“バベル”から帰って来れなかった健(髙地優吾)のことを考えていた。健を救えなかった時にできた手の傷は、未だに治る気配がない。一方、最も古い3階のテナント「画廊 九朔」で出会った“大九朔”に唆され、満大の目の前で「ここにいる」と口にし、消えたカラス女(青野楓)。その目的は、“バベル”の中心部にある「タネ」を破壊し、この偽りの世界を消滅させること。しかし、彼女がたどり着いたのは、四方が見えない壁に囲まれた異空間。なんと、そこには同じように“バベル”に取り込まれたはずの健の姿が!「現実に戻るなら、一緒に連れてって!」と助けを求める健だが、カラス女でさえも現実への戻り方はわからないと言う。ついに明かされていく“バベル”がつくられた理由、そして“九朔家”の秘密…。はたして、健とカラス女は、現実に戻ることができるのか。そして、現実世界で1人、脚本を書き続ける満大の夢は叶うのか。
引用:ストーリー|バベル九朔|日本テレビ
バベル九朔 概要
5階建て、築88年の雑居ビル「バベル九朔」。主人公は、ビルの新米管理人・九朔満大。脚本家になることを夢見ながら、監督志望の親友・後藤健や風変わりなビルのテナントさんたちに日々振り回されていたが、ある日、地下1階の物置部屋からすべての夢が叶う偽りの世界“バベル”に迷い込む。そして、満大が目にしたのは、現実世界でやむなく夢を諦めてしまった「バベル九朔」のテナントさんたち。迷い込んだ人は、あまりの幸せに「ずっとここにいたい」と願ってしまう。しかし、“バベル”である言葉を口にしてしまうと、二度と現実世界には戻れない…。満大は“バベル”で謎の少女に導かれ、ビルの仲間を現実世界に戻すため奔走する。ありえない出来事の連続に戸惑いながらも、満大は“バベル”に全力で立ち向かう!
引用:イントロダクション|バベル九朔|日本テレビ
バベル九朔 キャスト
九朔満大 | 菊池風磨 |
後藤健 | 高地優吾 |
四条さん | 池田鉄洋 |
千加子ママ | 佐津川愛美 |
双見くん | 前原滉 |
市川さん | アキラ100% |
蜜村さん | 村松利史 |
カラス女 | 青野楓 |
白い服の少女 | 川上凛子 |
九朔勝 | 上地雄輔 |
バベル九朔 スタッフ
脚本 | 田中眞一 吹原幸太 |
監督 | 筧昌也 田中健一 |
音楽 | 野崎美波 |
編成企画 | 安島隆 河野雄平 |
チーフプロデューサー | 福士睦 |
企画プロデューサー | 長松谷太郎 |
プロデューサー | 藤森真実 髙橋淳之介 宇田川寧 |
制作プロダクション | ダブ |
制作著作 | 日本テレビ/ジョイ・ストーム |